令和二年 庚子歳 一月十日金曜日
本年も御陰様で相変わりませず、主宰五藤宗紫師のもと、養和会の稽古始め/初点茶会を明治記念館にて恙無く終える事ができましたこと、御報告させていただきます。
今回は趣向を大幅に変え、待合席・芙蓉の間では日本橋「水戯庵」プロデュースのもと、観世流能楽師 武田志房氏、武田友志氏の四海波の謡、高砂の仕舞を披露していただきました。
本席・千歳の間では薄明りの中、五藤宗紫師が濃茶を練上げ、味岡宗靖先生が取り次がれました。
そして続き薄茶へと移行し、本来の茶事形式を大寄せの茶会で体験していただきました。
大宮八幡宮鎌田紀彦宮司、元文化庁長官の近藤誠一様御夫妻はじめ、名古屋の名門茶家神谷宗 舎長(ちょう)先生、「淡交」連載でおなじみの遠山記念館・依田徹先生、十一代大樋長左衛門様、利茶土ミルグリム様など多数お越しくださり、多彩な顔ぶれで各席が華やいでおりました。
お席入りくださいました皆様には、改めましてこの場を借りて御礼申し上げます。
皆様本年もどうぞ宜しくお願い致します。