第三十回NHK文化センター主催国際交流祭inベルギー・アントワープ/30th Japan Culture  Festival in Antwerpen Belgium

 11月13、14日の週末、ベルギーはアントワープにて開催されましたNHK文化センター主催 第三十回国際交流祭において、のべ400名を超える茶席入場者の皆様に茶道のプレゼンテーションと点茶盤による呈茶を行いました。
 今回で一つの節目となる30回目の国際交流祭。御家元に御口添え頂きましたベルギー協会、そしてパリ出張所の皆様のご協力のお陰で、五藤宗紫先生の指導の元、味岡宗靖先生も初参加。恙なく終えることができましたこと、御報告致します。
 1866年にベルギーと日本が外交関係を樹立してからの友好150周年という記念すべき節目の年。地元の方曰くさほど宣伝されていなかった、にもかかわらず、多くの方にご来場いただきました。
初日のオープニングには石井正文在ベルギー特命全権大使、アントワープ副市長 Ludo Van Campenhout氏日白協会兼商工会議所会長Gilbert Declerck氏にご参列いただき、初回の茶席にもお入りいただきました。
パリの堤先生におかれましては、日曜にバルセロナへ向かうという過密なスケジュールにも関わらず、私共にご尽力下さいました。本当に恐れ入ります。おなじくパリチームの古田様、可児様にも大変お世話になりました。
そしてThierry Geerinckx チェリー先生、オランダのMichel Decré先生をはじめベルギー協会の皆様にも、総勢14名にご協力いただき、つつがなく終えることができました。ブリュッセルのStaf Deams(www.stafdaems.be)スタッフ先生手作りの点茶盤にて、最後には東京組とでお互いに茶を差し上げあい、心の交流を深めることができ、まさに茶の湯の醍醐味、一座建立を成し遂げた瞬間であったと聞いております。
誠に貴重な機会、有難う存じます。この場を借りて、改めて関係各位の皆様に心より感謝申し上げます。

 

アントワープセントラル駅

夜の聖母大聖堂とトラム

 

市庁舎広場

Onze Lieve Vrouwekathedraal

足場組んで上って仰向けに寝て描く、、、

カテドラルに展示されているルーベンスの4作品。時代背景や絵の見方をご存知の方と同行すると大変勉強になります。

キリストを十字架から降ろしている絵の前で、あのネロ少年はパトラッシュと亡くなったとか。

まさにこの絵です!日曜名作劇場『フランダースの犬』の御蔭で日本人があまりにも訪ねてくるものですから、ネロとパトラッシュの銅像まで建てられたと聞きました。涙なしには見れない最終回でしたが、欧州の人にはほとんど知られいていないお話だそうです。

 

NHKツアー組以外の観光といえばこのカテドラルを見学した一日のみ。

あとは茶道普及に勤しんだとのことでした。お弟子さんの一人はまさに弾丸スケジュールでご参加くださった方もいらっしゃいました。本当に頭が下がります。

Opening Ceremony

在ベルギー日本国大使館 特命全権大使 石井正文様

五藤宗紫先生 

アントワープ市Vice Mayor Mr. Ludo Van Campenhout

日白協会兼商工会議所 会長 Mr. Gilbert Declerck

NHK文化センター常務取締役 三原 渡様

Urasenke Tankokai Belgium Association c/o  Thierry Geerinckx Sensei

Urasenke Tankokai Belgium Association Staf Deams Sensei

味岡宗靖先生

 

初日の集合写真/Day 1

最終日/Day 2

五藤先生はStaf先生から自作の茶杓 銘「初心」を寄贈され、Thierry先生からは帰国後日、心のこもったお手紙とベルギーで一番美味しいとお勧めのチョコレートをお贈り頂きました。

Staf先生はブリュッセルで茶室を建て、お借りした点茶盤も自作!奥様は庭で茶花を育てられています。

Thierry先生は裏千家みどり会のOBで、当時の御家元での日々をいろいろと話してくださいました。

大宗匠、御家元には皆さんのお元気で熱心な様子を味岡先生から報告させていただいたとのことでした。

                                                                                                                                     Dank u wel,Thierry Sensei.

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(Yasuhiro Sousei Ajioka)