故宗芯師の喪が明けた四月。茶道裏千家淡交会関東第一地区の東京地区大会をはじめ、海外要人への呈茶や、取材対応などで慌ただしく過ぎ去り、あっという間に初風炉の季節を迎えました。基本的には行事と媒体の告知報告として使われている当ウェブログですが、余裕があれば随時季節感を感じるよう更新していきたいところでございます。
さて、本年度前半で取材協力いたしました各媒体のご紹介です。
・ムック
『大人女子のはじめてマナーBOOK 2016年完全版』(主婦の友社)
冠婚葬祭マナーについて五藤禮子先生が監修協力いたしました。
・書籍
『愛されて信頼されるマナーと気くばりのコツ』(PHP研究所)
亡き塩月弥栄子先生のエッセイ「うつくしいものからまねびましょう」が再掲載されました。
・番組取材協力
コーディネーターの方曰く、オランダでは超人気というドキュメンタリーTV番組のメインMCのお二人に茶道体験取材を行いました。スキンヘッドの方は有名なシェフだそうで、この後下関のフグ料理を取材しにいかれました。それにしても身長183cmの味岡先生が小さく見えるほど、オランダの方々は巨漢揃いでありました。当日は通訳不在で行われ、どのようなオンエアになったのかは知る由もありませんが、機会があればぜひ拝見したいところです。
『芸能人格付けチェック 一流芸能人に常識はあるのか!? 4時間スペシャル』
(2016/4/5 ONAIR 朝日放送)
有名タレントさんの常識力をチェックする、ダウンタウンの浜田さん司会の人気特別番組です。
茶会の作法について、五藤禮子先生が監修を担当いたしました。
お茶の作法は一般的には常識ではなく、できなかったからといってそれを嘲笑うのは本意ではありません。誤解を招きやすいバラエティ番組には慎重にならざるをえませんが、制作担当の皆様にはまず実際に体験していただき、本質を入念に伝え、打ち合わせを重ねに重ねた上でのオンエアとなりました。制作ディレクターさんの、作法とそのこころを出来る限り伝えたいという真摯な姿勢は、正解VTRの編集内容に表されておりました。
本番はまさしく臨機応変の一言で、結果は5人中2人がクリアしてノルマを達成しておりました。
クリアされたのはやはり役者さん方で、豊富な経験値をうかがい知れます。
お叱りも覚悟の上、特に告知はしておりませんでしたが、新聞によると視聴率は14%だったとのこと。予想以上に多くの方がご覧になられたようでした。茶道をより深く知るきっかけとなれば幸いです。
関係者の皆様、いいお勉強をさせていただきありがとうございました。