さる5月15日、明治記念館にて、海上自衛隊幹部候補生 茶道講習が行われました。
幹部候補生の皆さんは毎年5月下旬に出航し、半年かけて太平洋と大西洋をまわり、長い航海の中で鍛錬しながら各国海軍との交流を深めます。
例年、塩月宗芯師の監修の下、五藤宗紫先生が茶道講義と呈茶を行いましたが、今年度より養和会代表の味岡から、プレゼンテーション形式で「茶道の目指す和敬清寂の理念」と題して講義を行いました。
練習艦隊司令官を筆頭に181名の幹部候補生の方々は講演を聞かれた後の呈茶で、五藤先生の解説指導を受けながら薄茶を一服。例年にも増して質問者が後を絶たず、真剣に茶道具を鑑賞する姿がみられました。
日の丸を背負って立つ皆様に日本人として世界に誇れる文化を多少なりともお伝えできるということは無上の喜びであります。
皆さまの無事のお帰りを祈念しております。
当日お手伝いされたお弟子さんの皆様、ありがとうございました。