先日、養和会青山教室で五藤宗紫先生、今村宗和先生指導の下、初風炉の茶事特別稽古が2日間に渡り行われました。
外は夏本番さながらの気温の中、打ち水された蹲踞が涼しげに濡れてお客様をお出迎えします。
半年ぶりの風炉の季節は、灰形のさじ加減を思い出しながらの準備になります。
アフリカの土を使った水指に清々しい見立ての生地蓋を添えたり、鵬雲斎大宗匠の若書きの「阿呂波」をハワイのアロハ生地を使って仕立てた風炉先屏風など、真剣な中にも遊び心をのぞかせる五藤宗紫先生の道具組に、皆さん驚きの様子を隠しきれないご様子でした。
2日目には突然、後炭をしましょう、と亭主の日頃の稽古振りをご覧になる一幕もございました。
準備を入念にしたつもりでも、何があるか分からず臨機応変の機転も試されるのが、茶事の面白さでしょうか。
次回は9月開催予定になります。
詳細は事務局までお問い合わせください。