平成26年度海上自衛隊遠洋航海練習艦隊 茶道講習

 5月19日、明治記念館にて、海上自衛隊幹部候補生への茶道講習が行われました。

1957年より始まった海上自衛隊幹部候補生たちの遠洋航海演習。毎年5月下旬に出航し、半年かけて太平洋と大西洋をまわり、寄港先の海軍と交流を深めます。

 

御家元の名代として、当初から塩月宗芯が茶道講習と呈茶を行ってきました。はじめは麹町道場で、ここ数十年は明治記念館にて、お祓いと茶道講習と壮行会を行うようになりました。

 例年は塩月宗芯師のご挨拶のあと、五藤宗紫先生が講話しておりますが、先日の呉基地でのご縁もあり、今年は御多忙の中、千玄室大宗匠がお見えになられ、湯浅司令官を始め三名の艦長と幹部候補生総勢183名の皆さまに激励の言葉をおかけくださいました。

鵬雲斎大宗匠のご挨拶、五藤宗紫師による茶道講習、塩月宗芯師のご挨拶を経て、薄茶席を三席行い、これから約5か月間の航海の無事を祈りながら皆様に一服さしあげました。

 

艦隊司令官の湯浅海将補は実習幹部だった昭和62年以来、27年ぶりの茶道講習だったそうで、塩月宗芯師も再会を大変に喜ばれておりました。

 

当日呈茶に御協力されたお弟子さんの皆さま、お疲れ様でした。